レビューにならないレビュー『RNR』

映画のレビューになってないレビューを書いてます

RNR369『火花』2017

cast 菅田将暉 桐谷健太 木村文乃 川谷修士

監督 板尾創路 原作 又吉直樹 

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火花 : 作品情報 - 映画.com

10/31

 

原作の小説「火花」は200万部を超えるベストセラーとなった。ピース又吉 芥川賞で注目された。普段本を読まない人達の方が作品的評価で盛り上がっている気がしてならない。その本が映画化された。主演は菅田将暉桐谷健太。監督は板尾創路

話題のベストセラー本、旬の俳優、監督はマニアックな俳優もする芸人。組合せ的には面白い。どんな映画に仕上げるんだろう。板尾テイストがどの位出るのかなと興味を持った。多少のガッカリ度はしかたないかなと心の準備だけはしていた。観終えて、そんなにはガッカリはしなかった。

 

芸人が夢を目指す。その夢の先に、テレビに出る事やお金が稼げる事だけが全てではない。また、目指すお笑いを突き進む事がシンクロしない。その夢の先に何があるのか。先のはるか手前で夢見る事を断念する。夢の先に行くのが一握りなら、断念しきれず夢にしがみ続ける芸人もいる。そんな悲哀や哀愁を感じられた。

 

ただ終わり方はあっけないというか物足りない気はした。最後は無理やりタイトル「火花」に結びつけた終わり方にしたなと感じた。

RNR368『探偵はBARにいる3』2017

cast 大泉洋 松田龍平 北川景子 リリーフランキー 前田敦子

監督 吉田照幸

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探偵はBARにいる3 : 作品情報 - 映画.com

10/28

大泉洋ありきの映画なのかと思ってしまうほど映画のキャラとマッチしすぎている。ハードボイルドに決めながらも、どこかコミカルに見えてしまう。そして名前がない。

人からは探偵と呼ばれている。時折コボケもかます。相棒 高田はひょうひょうとして無表情でいて腕は立つ。 

大泉洋松田龍平 共に見事なハマリ役になっている。些細な以来から大事件へと巻き込まれる。大事件に関わりのあるヒロインが過去に探偵との関わりをもっている。

舞台は北海道というのも大泉洋の地元キャラにマッチしている。

二人に関わる地元ヤクザ、情報屋の記者、裏に詳しいオカマ達がレギュラーとして出ている。それぞれにキャラが立っていてストーリーの進行に関わっていっている。

 

今回のヒロインは北川景子。綺麗な女優さん。かなりの目力。ただ体の色っぽさは感じない。RG指定がなくなった。1、2と比べると濃厚シーンも過激なシーンもマイルドになっているかも。

 

リリーフランキー 見応えのある悪の親玉を演じてます。そして、子分その他大勢の一人にプロレスラーの天山が出てます。ストーリー的に影響はしてませんがそれなりの存在感があります。あと、子分の一人に格闘技の達人にボクテが出てました。(あ、こっちの方が先に出演している。)

 

ストーリー的には終盤にかけて納得出来ない、それじゃーあの家族は金受け取らんだろと思えて仕方ないけど、その中途半端さもこの映画の良さになっているかも。

 

エンディングテロップが流れた後にシリーズ4作目に続く伏線的なシーンが待っている。

 

RNR367 『関ケ原』2017

cast 岡田准一 役所広司 有村架純 平岳大 東出昌大

監督 原田眞人 原作 司馬遼太郎

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関ヶ原 : 作品情報 - 映画.com

10/26

2時間半ほどの上映時間の割りには長さは感じなかった。が時間を掛けた割には平べったい物語で終わった感がしてならない。全体的に描ききれてない。

公開前の宣伝では、映画好き、歴史好き(特に戦国時代好き)には非常に興味をすすり

ぜひ観なければと思ってしまう。ただ、監督の名前を見ると、今回も裏切られるかなという予感もした。期待値が高かった分、ガッカリ半分、モヤモヤ半分というものが残った。

今回も2時間半かけて、これだけの役者を使うなら、前編、後編と作れば良かったのにと思ってしまう。でも、それだと、光成、家康の二人の視線から描くには長すぎてしまうのかも。だったら、もう少し削って2時間前後にする方が良かったのかな。

 

もう一つ、残念に思った事は、セリフが早口で分かりづらかった。二人に関わる他の武将の存在感とかも味わいたかったが単なる脇扱いしてしまった事も描ききれてないと感じる一つなのかも。

 

有村架純 映画同様に評価が良い悪いと分かれてますが、私的には悪くはない、意外とやるじゃんと思いました。(演技的な評価ではありませんが)

 

 

 

 

RNR366『エクス・マキナ』2015

cast  アリシア・ヴィキャンデル ドーナル・グリーソン オスカー・アイザック 

ソノヤ・ミズノ

監督 アレックス・ガーランド

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エクス・マキナ : 作品情報 - 映画.com

10/23

 

鑑賞後に不思議な余韻とよく分からないけど納得してしまう。一瞬、『ターミネーター』の映画が思い浮かんだ。AIが人類を超える。AIにとってより良い選択をする。それをAIの意志と呼ぶのか。

 

と同時に、これって、単にAIロボットのダッチワイフを作ろうとしているだけなのと思ってしまった。他にも色々と考えさせらる事もあった。上映時間108分は短く感じたがストーリー的には簡潔で内容は濃かった。

 

抽選で選ばれたケレイブ。AIロボットのエヴァをより人間に近づける為の実験に協力する。エヴァは進化しケレイブが理想とする女性になった。

でも、それは違いケレイブは作為的に選ばれていた。携帯やら検索履歴が全て盗聴されて、そこからケレイブがこの実験にふさわしいとなった。彼が実験されていた。

エヴァに惹かれるようにプログラミングされていたのだ。生殖機能も付いていた。

 

実験の大元のネイサン。彼は世界No1検索エンジンの開発者であり、エヴァの製造者でもある。最初はスティーブ・ジョーンズ的なカリスマ開発者かと思いながら、後半はダッチワイフを作ろうとする変質的なオッサンに見えてしまった。

 

この映画にはもう一人(1体?)出て来ます。エヴァに対して旧型のAIロボットの日本人の女性。セリフはありません。物凄く色っぽいです。

 

この4人だけでストーリーは進んでいきます。人物紹介を詳しく書くとネタバレ的になってしまいます。それを避けつつ書くと中途半端で下世話な印象を持ってしまうかもしれませんが、私的にはお勧めしたい映画です。 

RNR365『日本で一番悪い奴ら』2016

cast 綾野剛 中村獅童 矢吹春奈 ピエール瀧 デニス植野行雄

監督 白石和彌 原作 稲葉圭昭

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日本で一番悪い奴ら : 作品情報 - 映画.com

10/19

原作は元刑事の犯した事件の手記の映画化。多少の脚色はあるにせよ実際にはこういった事ってあるんだろうなと思った。

最近の耐震データー偽装の事件をみても、つくづくそう思う。バレないと思ってやり続けるのか、いつかはバレると思いながらもバレるまでやり続けようとしているのか。

バレた時の事の重大さを分かりながらも、バレた時に責任を考えよう的な今の風潮にコミットしているかも。

 

もしくは、ここまで来たら後には引けない。このまま突き進むしかない。進むも引くも破滅が待っている。

 

映画自体は面白く観られました。けっして、ドキュメント的なストーリーではなく、コミカルさも感じるし、ムフフなシーンもあって飽きさせない。

 

こんな事あるはずがないと思いながらも、もしかしたら、あるんじゃないかもと思わせる映画です。娯楽映画として十分楽しめると思います。

 

 

RNR364『イズ・エー[is A.]』2003

cast 津田寛治 小栗旬 内藤剛志

監督 藤原健一

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イズ・エー : 作品情報 - 映画.com

 10/12

 爆破事件を起こした少年に小栗旬。その父親に内藤剛。爆破事件で家族が被害にあい少年を追い続ける刑事に津田寛治津田寛治主演にはなってますが、この3人が物語は進んでいきます。

実際に少年が犯す凶悪事件。その度に少年法とは更生とは問題になり話題に取り上げられます。

15年前なので、違和感なく制服姿の少年役の小栗旬バーチャルの世界の中で痛みや感情を持たない少年を淡々と演じてます。

その父親は元教師、こんな子供にして育て方を間違えたのか苦悩しつつ少年の更生にひたむきに願う。そんな思いを内面から演じる。

少年法に守られ4年で出所。更生に疑問を持ち少年を追い続ける刑事に津田寛治

以前、映画館で中居君主演の『模倣犯』を観た時から、注目している役者さんでした。

北野たけし映画にも度々出演してます。脇で光る役者さんだと思います。その方が主演という事で観てみる気になりました。

扱うテーマとしては深刻で重い。でも、映画では軽い。制作側の演出表現不足なのか、観る側に色々と考えさせる意図でそうしたのか、

観終えて何も残らない。薄さだけを感じてしまった。ただ3人の役者はそれぞれに良い味を出しているのにかみ合っていない。お互いを邪魔しない、ぶつかり合う事も感じない不思議な存在感を感じました。

そこにも、軽さや薄さを感じる原因になっているのかもしれない。