レビューにならないレビュー『RNR』

映画のレビューになってないレビューを書いてます

『化身』

化身

週末に昔の映画をDVDで観ました。

『化身』

最初に観たのは田舎の映画館でした。あの頃の田舎の映画館は2本3本同時上映があたりまえでした。ただし、話題の映画など数カ月遅れて上映されます。アメリカの話題映画が2本同時に見られる事もあれば、わけのわからんB級C級の組合せだったり、洋画のスターウォーズぽいモノと日本の寅さん的人情物の組合せだったりとかしていたと思います。

この「化身」と一緒に観た映画は思い出せません。映画前半はかなりインパクトがあり記憶に残っていましたが、中盤から結末は記憶に残っていません。

主な登場人物は藤竜也黒木瞳阿木燿子は三人。ストーリーにさほど影響しない脇役に梅宮辰夫が梅宮辰夫らしく出てます。

調べてみると25年前の映画。みんな若々しいです。僕が観たのは25年位になるのかもしれませんが、それでも若々しいです。

それを観た当時はかなり衝撃的だったです。始まって直ぐに藤と阿木のに絡みがあります。その当時、藤竜也は刑事や探偵ものドラマに良く出ていてドンパチするオジサンというイメージが。阿木燿子は宇崎竜童の奥さんで繊細な女心を書く作詞家。え、この人がこんなことやって良いのと思いました。

今では綺麗で優しいお母さんのイメージの黒木瞳ですが、30年前はお嬢さんでした。宝塚退団したばかりです。その人が脱ぐは絡むはで・・・・これもこんな事していて良いのと思いました。

2人の裸は対照的です。

物語的には、大学教授で文系評論家(藤)は、サバの味噌煮を食べたいというクラブに勤めている冴えない田舎娘のホステス(黒木)と知合う。

藤は彼女の持っている内面外面の魅力に気付き、洗練された女性に作り上げる。でも、それ以上に黒木は変化をしていく。と当時に距離を持ち始める。最初は大人の余裕で受けとめていった藤が段々と女々しいオッサンになっていってしまう。あんなにカッコ良かったのに。

原作が渡辺淳一なので、失楽園(観ませんが)の昭和番ぽいかもしれない。

電話を掛けても繋がらない事にいら立つ藤。風景として出てくる新幹線なんかにも時代を感じさせます。