レビューにならないレビュー『RNR』

映画のレビューになってないレビューを書いてます

『言の葉の庭』RNR126

言の葉の庭 』 2013

監督 原作 脚本 新海誠

http://eiga.com/movie/77989/

45分ほどのアニメーション。短い中にもギッシリと内容が詰まってます。

もし、これを10代、20代で観たなら、それぞれの年代によって捉え方が違っただろうと思う。

15歳の少年が27歳の女性に恋をする。15歳の子から見れば、27歳は物凄く大人なんだと思う。

40歳過ぎたオッサンから見れば、27歳も、まだまだ若造。仕事も恋も達観するにはまだ早い。

どことなく不安定で心細い大人と、思い切り背伸びをして早く大人になろうとしている少年も何処か安定さに欠ける。「もっと、歩けるようになったら・・・・」というのがその共に安定のなさを象徴しているのかなと感じてしまった。〈ネタバレ的になるので説明は避けます。〉

綺麗な映像です。雨の匂いも感じました。

余談ですが少年の作る簡単な料理ですが、凄くそそられました。

マイム的にはお勧めしたい作品です。短い時間ですし。

この作品を観る気になったのは、映画好きゴリラ君のレビューからです。

ただ、私は泣けませんでした。それは私が冷めた大人になったからでしょうか。

ありがちな恋愛ドラマ的な感じもします。その甘さの中にショッパサを感じます。

塩大福みたいな作品です。

4/26

映画好きゴリラ君のレビューも紹介しときます。

言の葉の庭』(2013) 6/20

≪“愛(あい)”よりも昔、“孤悲(こい)”のものがたり。≫

この映画で一句

『降り注ぐ 雫の儚さ 美しさ』

☆☆☆☆☆

感想

秒速5センチメートル』の新海誠監督最新作。

秒速5センチメートル』で全男子から涙を奪い去り、 その後期待された新作『星を追う子ども』で皆から「なにこれ?w」と言われた新海誠

前作がジブリ風だったけど、今回は原点回帰と言いますか、 ラブストーリーです。

ただ単なるラブでもないと思いますけど。 宣伝文句が孤悲(こい)のものがたりですからね。

まず先に始まるのは短編映画『だれかのまなざし』。

何の変哲もない、単なる日常を切り取っただけの何てことのない作品なんです。

なんですけど・・・なんでしょう?あの温かくなる気持ち。

いいですね。

そして本編『言の葉の庭』。

本編と言ってもこれも中編なので両方合わせて45分しかありません。

見た映画館は新宿バルト9だったんですが、 本作の舞台は新宿御苑

・・・目と鼻の先過ぎるwww

更に季節も同じで、空模様も同じで、 なんだか本当に直ぐそこで起きてるんじゃないかと錯覚します。

15歳の男子が27歳の女性に恋をする。 そんな甘酸っぱくもほろ苦い物語。

やっぱり秒速であんだけのもんを見せられたら、 『あぁきっとこれは上手く行かないんだろうなぁ・・・』と言う思考回路になってしまいます。 しかし今回は思いもしない展開が待ってましたね。

そう来るかと。 しかしそれはそれで切ないなと。

お互いに心にどっか何かを抱えていて、 ずっとモヤッとした空気が流れています。

しかしある所をきっかけにその全てが一瞬にして無くなります。

凄いです、あのシーンは音楽、映像が。 自然と涙がブワッ!って出ました。

この映画はとにかく風情があります。

凄く詩的で、四季のある日本だからこそ描けるものだと。

相変わらず映像は素晴らしすぎます。 背景の美しさはもはや溜め息レベル。

雨の表現も本当に繊細で美しいです。

面白かったのが直接的に描くシーン何て一個もないのに、 何故かとてもエロく見える瞬間があるんです。

何かものすごくあのシーンはドキドキします。

観終わった時には何とも言えない気持ちになります。

悪い意味ではなく、良い意味で。

温かい物だけそっと心に置いてくれるような、 そんな数少ない素敵な映画です。