『盲獣VS一寸法師』 2001
公開された当時はさほど話題にはならず単にB級映画として扱われた。監督石井輝男、小五郎役の塚本晋也はマニアックのファンがついているようです。石井輝男を支持する監督数人が役者として出演してます。園子温もエキストラで出てます。
なんと、リリーフランキーの主演デビュー作。ミッチーこと及川光博もチョイ役で出演。18年前のミッチーってどの位のポジションでいたのだろう。
レビュー的にはかなり厳しい評価をされてます。明智、乱歩の映画好きな方の厳しいみたいに感じます。その方たちはお行儀の良い作品、テレビで無難に放送される作品しか観てないのかと思います。その厳しさや酷評が本来の江戸川乱歩のエロさグロさ奇怪さを表しているのでは私は感じました。
公開されてから数年後、別の意味で話題になりました。選挙で民主が躍進した時。小沢ガールと呼ばれた女性議員がチョイ役で出演していた。乳を見せているシーンがあった。それに対して、「お騒がせしました。」と謝罪会見をした。それが、この映画。
95分 時間的には短いです。その中にふんだんに絡み以外でも裸のシーンが多くあります。退屈はしません。ただ、その裸の見せ方が昭和的な感じがします。
その当時はリリーフランキーは無名。それも含めて、公開当時よりも今になっての方が評価的には高くなるかもしれません。それでも、万人向けする映画ではありません。
10/2